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映画『沈黙のパレード』の

1. 動画が視聴できる配信サービス
2. 無料視聴できるサブスク
3. あらすじ・感想

についてまとめています。

ミステリーの王道である『ガリレオ』シリーズですが、『沈黙のパレード』は冒頭から緊迫感がある雰囲気が満たされていて、これぞミステリーという雰囲気を楽しめます。

被害者と加害者の心理状態をうまく描いて交差させていました。

『ガリレオ』シリーズは吉高由里子さんと柴咲コウさんと2人の相棒のイメージがあり、個人的には柴咲コウさんの方が『ガリレオ』の世界観にマッチしつつ、福山さん演じる湯川とのコンビネーションが面白いと思い、そういったシーンが再度見れたのは今作の最大の満足ポイントでした。

東野圭吾さんの原作『ガリレオシリーズ』で、映画では第3弾となる『沈黙のパレード』ですが、これが実におもしろいです。

これまでのドラマや映画を見てきた私にとっては、今回の作品では、福山雅治さん演じる主人公・湯川がより社交的になっているように思えました。この社交的になった側面があるからこそ、今回の事件に対して「無関心であることの方がおかしい」というセリフがあったのではないかと思います。

これまでの映像作品をご覧になった方にとって、湯川は事件に対して無関心であるクールなキャラクターという印象が強いのではないでしょうか。しかし、今回の作品では自ら関与する側面が垣間見え、湯川の人間性が対外的にオープンになってきているように感じました。

その他にも湯川の「僕だってあの時のようなことは繰り返したくない」と感情を少し露わにした発言があります。この発言はストーリーの構成上、様々な解釈できるため、この考察を行うのもおもしろいと思います。

『沈黙のパレード』の見どころは、北村一輝さん演じる刑事・草薙の葛藤を表現した演技！

ボーボーに伸ばした髭や少し血走った眼など鬼気迫るものがある点にも注目してみてください。

さらに忘れてはならないのがエンドロールの演出ですね。これはドラマ・映画ファンには嬉しい演出だと思います！ネタバレになってしまうのでここでは言えませんが、エンドロールを最後の一瞬までお見逃しなく！

9年ぶりに公開となったガリレオシリーズ劇場版の第3弾『沈黙のパレード』。

今作では相棒役で柴咲コウさんが戻ってくる！ということで喜んだガリレオファンは多かったと思います。

冒頭からの掴みが秀逸だったと思います。2度目を鑑賞する際は冒頭の部分で涙腺に訴えるものがありそうです。

鑑賞後に、真相は解明しているのにスッキリはしすぎない、どこか余韻を残すようなエンディングはガリレオシリーズ『真夏の方程式』や『容疑者Xの献身』の雰囲気そのままで、そうこれこれー！と思いました。

主人公・湯川のほかに、今作のもう一人の主人公と言って良いのではないか？というような熱演を見せてくれた北村一輝さんの鬼気迫る演技は要必見です。

刑事としての葛藤を抱えながら苦悩する姿や、被害者家族の悲しみが伝わってくるシーンは臨場感があり引き込まれました。

エンドロールも、これまでのドラマや映画を観てきたファンには嬉しい演出があり最高でした。

大人気シリーズ『ガリレオ』の劇場版第三弾は、人間ドラマとしての魅力を『ガリレオ』の真骨頂として確立するものになりました。

今回のもう一人の主人公は、ガリレオこと湯川の大学時代からの親友にして、内海の先輩刑事である草薙俊平です。

二人の少女がそれぞれ犠牲となった二つの事件と、それらに付随するように起こる新たな殺人事件に関して、草薙は、事件を未然に防ぐことができず、新たな犠牲者と犯罪者を生んでしまったという自責の念に駆られます。取調室で自供を聞くシーンの草薙の表情は、見ているこちらまで胸が痛くなるほどでした。北村一輝さんの痛々しいほどの迫真の演技は、今作の見どころのひとつです。

もうひとつの見どころは、冒頭でも触れた人間ドラマとしての一面です。家族や恋人、近所の商店街の大人たちに愛された、未来ある少女。彼女の死によって、周囲の人間たちが新たな事件に関わり、それぞれの愛のために「沈黙」します。

豪華なキャストが丁寧に演じる登場人物に、私はいつの間にか愛着を覚え、真相が湯川たちによって暴かれていくうち、「彼らが関わっていなければいい」と願ってしまいました。

事件関係者たちの想いによって絡み合う三つの事件は、二転三転して思いもよらぬ展開を見せます。最後まで予測できない複雑な事件構造と、それに絡むさまざまな人間の愛の行方を、湯川たちと共にじっくり考え紐解きながら観てほしいです。