雨の日に観たい映画おすすめ40選｜梅雨にぴったり！雨が好きになる邦画＆洋画

韓国ドラマに多数出演しているコン・ユと、美しいチョン・ドヨンが出ている大人の恋愛系映画なのですが、ねっとりとした禁断の恋愛なので晴天の日よりは雨で湿気があるときに見るほうが気分が高まると思います。
出会いの舞台なっている場所がフィンランドのヘルシンキで、雪のシーンや風景などのロケーションも美しいです。
二人はそれぞれ家庭があり、子どものことがきっかけで出会うのですが、話が進むにつれて切なくなっていく感情の変化が楽しめます。
二人の悩みや葛藤もリアルに描かれているので苦しくなったりと感情移入できるシーンも多いです。
コン・ユにある色気がダダ洩れしている映画で、密会しているときの過激なラブシーンもあったりするのですが、切ないストーリーと相まって引き込まれていきます。ぜひ、雨の湿気の中でコンユの色気を感じてほしいです。

映画『怪物』や『万引き家族』など、観るものに問いかける作品を多く世に送っている是枝裕和監督が、韓国のソン・ガンホとタッグを組んだ作品です。
映画を通して、"現代に潜む向き合わなければならない問題"について提起し続ける作品が多い印象の是枝監督ですが、今作も〈赤ちゃんポスト〉から始まる人身売買という深いテーマで物語が展開していきます。
ただ、決して軽くないテーマを取り扱いながらも、どこか優しい雰囲気の作品に仕上がっている点が是枝裕和監督らしさを感じられます。
始まりから土砂降りの雨で、登場人物たちの心情を映し出しているような演出ですが、随所で誰かがそっと傘を差しだしてくれることに希望も感じられた作品です。

この作品は全体的に曇天な雰囲気で最後まで進んでいくような映画だと思いました。
映像の視覚的にもキャストたちの心情的にも常に曇っていて、その中で特に強調するような場面では必ず雨のシーンになるような気がしました。
その雨もシーンによって強い気持ちを表すような豪雨だったり、しとしとと悲しそうな雨だったり…これからの希望を表す雨だったりと演出されていてとても印象に残りました。
雨以外にも海や水道水を使うシーンなど、水を強調するような演出だったのかなと強く思いました。

半地下で家族が身を寄せあって生活しています。半地下の窓から街の様子が見えて、時には窓の前に立ちしょんべんしていくシーンもあって、その悲惨さというか、生活の大変さがよく表現されています。
そして雨のシーンですが、街の中に雨が降る注ぐと、当然水は下に流れてきます。半地下で生活していた彼らの部屋にも容赦無く水は流れ込んできます。汚水なども便器から溢れますので、その悲惨さに目を覆いたくなります。
だからこそ主人公たちは、お金をどうしても稼ぎたいというモチベーションをいだくのでしょう。彼らの詐欺行為の発端は雨だったかもしれません。

ストーリー性と雨のシーンが上手くリンクされていて相乗効果で上手く描かれている印象を感じる作品です。
特に主人公のキム一家は、地下で暮らしている中で雨が降る生活の過酷さが伝わってきました。
物語は、前半がコメディータッチでユーモア溢れる展開でしたが、終盤になるに連れて物語がシリアスになっていき、その最中の節々に見られる雨のシーンが物語に緊張感を持たせている様な印象を、この映画を見ていて感じました。

光州のろうあ者福祉施設・光州インファ学校で長きに渡り行われてきた、児童への性的虐待事件を元に描かれた、衝撃の実話に基づく作品です。
終盤の雨を印象的に使ったシーンに胸を打たれます。
スカッとはしない余韻を残す映画ではありますが、コン・ユさんが大雨に打たれている一幕は一見の価値ありです。

何日も大雨が降る異常気象の東京が物語の舞台となり、そこで主人公の男の子は『究極の晴れ女』と呼ばれる少女に出会う、というボーイミーツガール作品です。
新海誠監督映画の、荘厳かつ美麗な作画で描かれる雨の表現や音響が本当に素晴らしく、画面の向こう側の景色のはずなのに、まるでその映画を見ている現実の私の家の外でも同じように大雨の異常気象が起きているのではないかと錯覚するほどです。
しとしと降る雨に身を任せる、というレベルの雨ではなく、全てを押し流し人々に危機を与える降水量の雨が襲う映画ですが、主人公が雨に濡れるのも構わず東京の街を走り回るシーンなどは、現実世界では中々やれない、爽快さも感じさせてくれます。

雨の日に観たくなる映画作品で、いちばん最初に浮かんだのが今作です。
1番印象的だったシーンは、穂高と陽菜、凪の3人が雨の中警察から逃げ隠れて、ホテルで3人で過ごすことになった場面です。翌朝、陽菜が居ないことに気づいた凪が穂高に言うと、穂高の居場所を突き止めた警察がホテルの部屋へ入ってきます。凪が警察に対抗し穂高はホテルから脱出。外へ出ると天気は晴れていたことに気づいた穂高は、ビルの屋上にある神社に陽菜がいると確信し陽菜を探しに行き、会いに行って連れて帰る。ここまでのシーンです。
本当に好きな人のことを想い、追いかける一幕に感動します。
僕も昔、付き合いたての時の彼女と、こんな似たようなシーンがあったことを思い出します。あくまで警察には1度もお世話になってませんが...笑

もともと雨の日は低気圧で頭が痛くなり、憂鬱な気分になるので苦手だったのですがこの作品を観て雨の日が少し好きになりました。
異常気象だなんだと言われるけど、何千年の歴史の中で何百年しか観測されていないデータの中で異常気象だとか言うのはおかしい、というようなセリフが劇中にあるのですがなるほどと思いました。
天気に振り回されるのが人間なんだなと、神の領域のことだから仕方ないと思うようになりました。
そしてなんといっても新海監督の作品は描写が綺麗でそれだけで一見の価値あり！感動します。
雨の表現も繊細でリアルで素晴らしいです。雨の日があるから、晴れの日が嬉しいし感動するけど、どんな状況でも隣にいる人と分かち合い支え合い生きていけたら幸せだなと観た後に思える作品です。

家でよく映画を見るのですが、雨の日には特に感動できたり心に訴えかけてくるような作品が特に見たくなります。
特に、「おおかみこどもの雨と雪」は作中で一年の季節を巡ります。いろんな季節、シーンが描かれているのですが、特に心が動かされるような家族の絆について考えさせられるようなシーンで雨が降っている状況で描かれています。
現実世界でも雨の音がするような環境の中で見ると臨場感や没入感が全然違います。
「おおかみこどもの雨と雪」の夫婦の別れや、子供の旅立ちのシーンなどを見た後に、しんみりと外を見て同じような雨が降っている環境の外を眺めると視聴後の余韻に浸ることができるのでとてもおすすめです。是非皆さんにも雨の日に見ていただければと思います。

人間と狼のハーフである「おおかみこども」の成長と物語を描いています。
この映画が雨の日に見たくなる理由は、映画の主な舞台が自然に囲まれた田舎町であり、雨の日の風景が多く描かれている点です。
雨の日にはしばしば静寂が広がり、周囲の音が遠くに聞こえるような感覚をおぼえます。
映画の中で雨が降るシーンが描かれると、その静けさや落ち着きがよく伝わります。
雨の滴が降り注ぐ様子や、湿った風景が美しく描かれているこの作品を見ることで、作品の世界に一体化したような気になります。
また、雨の滴や湿った風景が美しく描かれており、それが視覚的に心地よい印象を与えてくれます。

雨というキーワードでふと頭に浮かんだのが、トトロと一緒に雨の日にネコバスを待つシーンでした。
となりのトトロは大人から子供まで楽しめる作品で、特に私が小さい頃に金曜ロードショー等で何度も見ていた事もあり、懐かしい気持ちでまた見たくなってしまいます。
子供が生まれて映画も少しずつ見れるようになってきた今、雨の日に外に遊びに行けない分、家の中でとなりのトトロを再生して、映画の音楽と昔ながらの雰囲気を楽しみつつ、サツキとメイとトトロが仲良く過ごすシーンを見ると、心が穏やかな気持ちになります。
今では子供もトトロの事が好きになったようで、お出かけできない日は何度も見返しています。我が家では雨の日はとなりのトトロを見て過ごすのがブームになりました。

この映画の中で雨が降っている場面があるのですが、そのシーンが無性に見たくなってしまいます。
雨音のすごくいい音が現実の雨の音といい感じでリンクして、なんだかとても心地よいです。それから、自分は雨の日にちょっとノスタルジックな気持ちになりたい時があるので、そういう時にはこの映画を見て昔の気持ちを思い出したりします。
鑑賞後は今までのストレスが一気に解消されている感じで、すっきりとした気持ちになれるので非常におすすめです。
あとなんだかトトロと雨というのは切っても切り離せないようなイメージが自分の中で勝手に根付いていて、作品を見ている時はとても癒されるのでストーリーを全て知っていても全く苦になることはありません。

雨が降ると思い出すのが、「となりのトトロ」です。
下の娘が生まれる一か月前に放映されとても評判になっていました。当時3歳だった長女と一緒に見に行こうね、と約束をしていた作品でしたが、下の娘の出産と重なってしまい、結局約束は果たせませんでした。
長女は多分覚えてはいないかと思います。何も言わすそのまま何年か過ぎ、長女が小学生になった頃、テレビで放映されると聞いた時は、何もせず、ただ下の娘と三人で楽しく見たのを思い出します。
その日は丁度雨が降っていました。雨が降ると長女と行くはずだった映画を見ることができなかったことを思い出し、一緒に見るはずだった映画をテレビで見ている時に、ちょっと心の中で、こめんねと言っていたことを思い出します。

靴職人になりたい高校生”たかお”は、自分が生きてきた現実に何かしら葛藤や悩みを抱えながら、高校生活を送っています。
雨の日になると決まって朝から公園へと向かい、午前中は授業をさぼり、自分の好きな靴をスケッチへと描くような生活を続けていました。
そんなある日、雨の降る日にいつもの公園のベンチへと足を運んだ彼の前に、缶ビールとチョコを手にした謎の女性が現れます。
その女性は美しく、まるで世界の秘密そのもののような…。なにも会話をしないまま、その女性が去り際に彼に一言、短歌の一説を読み上げます。
その意味は何なのか、女性は一体何者なのか…。それから、雨の日に公園に行くと決まって女性は缶ビールとチョコを手に彼の前に現れます。
だんだんと打ち解けていくうちにその女性の秘密を知るたかおはー。
雨という日が特別に思えるような、雨が降る日にはぴったりの作品です。

この作品は、音や映像であったり情景が美しくて、雨って美しいなと思えるのです。それと同時に、明るい作品という訳ではないのだけれど、希望が持てるのです。
こんな雨の日に、偶然知らない誰かに出会ったりするのではないだろうかと、そして、この作品のような出来事が、この日本のどこかで、あったりなんかしてと思うと、なんだか嬉しい気持ちにもなります。
静かなストーリーが雨の静けさを感じさせてくれて、そこが私にとっては、心を落ち着かせてくれます。
誰しも生きていくって大変で、それでもなんとか毎日を生きていて、雨の日にこの作品と共に自分とも向き合う時間にもなり、その時間が愛しい時間であると、そう感じさせてくれます。

主人公が雨の日に学校をサボって新宿御苑に行き、朝からお酒を飲んでいる女性に出会うところから物語が始まるので、雨の日にもってこいの映画だと思います。
新海誠監督の作品で非常に作画がよく、雨粒が傘の上を跳ねる描写や、水面を揺らす描写などとても細かいところまで雨の日の風景が美しく描かれており、雨で鬱屈とした気分を晴れやかなものにしてくれます。
また、上映時間が46分と短くちょっとした時間に見てしまえることもこの作品を気に入っている理由の一つです。
ストーリーは恋愛、人間模様を描いていますが若干重苦しい雰囲気もありつつ、最終的には爽やかな気分になれるのではないかと思います。
雨が上がったあとの街並みも美しく描写されていたり、音楽も非常に良かったりと、雨の日の嫌な気分を吹き飛ばしてくれる作品です。

小学生のアオヤマ君が、不思議な歯医者のお姉さんと過ごす夏に大人になる物語です。
劇中では幾度か雨のシーンが登場しますが、中でも印象的なのは嵐の夜にアオヤマ君が妹に死というものを教えるシーンです。
嵐の夜に不安になってしまったのであろう妹と、自らがなんとなく捉えていた「死」の概念を言語化して胸が詰まるアオヤマ君。そして2人をあたたかく宥めるお母さん。世界を分断するかのように降る外の雨がより一層家族の結束を深めているように感じました。

後半で子供たちのいる団地が浸水してきていかだを作って脱出していく不安なシーンで、日暮れと共に皆の心を表す様に天気も嵐となってくるシーンが心に残っています。
大雨の中、観覧車に引っ張ってもらおうとする航祐らの力強さと、それぞれの抱える悩みも噴出してくるものの次第に力を合わせて頑張って行くのが面白かったです。
1本のワイヤーに運命を託すものの、上手く行かない所が大迫力で表されているので見入ってしまいました。
一緒にいる草花の生えた少年がファンタジー感をさらにアップさせてくれ、その力で元の世界に帰って行くので、全てが不思議な感じでした。
これは廃墟となった建物たちが起こした異次元世界へのリアルな冒険だったのか、偶然集団でみた夢だったのでしょうか。

雨というよりは嵐。な本作の雨。時折現実世界でも建物や土地を洗い流してしまうけれど、劇中ではその雨によって流される団地に乗って別世界を訪れる少年少女の物語が展開されます。
メインキャラとなる航祐と夏芽はあることをきっかけにギクシャクしてしまっていますが"元"家族。
2人の関係性を表すかのように、荒れ狂う雨。ですが見終わってしまえば、雨は我々から大切な物を奪い去るだけではなく、美しい恵みももたらしてくれるものだったと気づくのでした。