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人種差別が学べる映画おすすめランキング|黒人差別や人権問題がテーマの名作映画

人種差別が学べる映画おすすめランキング|黒人差別や人権問題がテーマの名作映画

今回は「人種差別について学べる映画は?」と題し、映画好きな人から100件アンケートを取ってご紹介しています。

関連記事では各作品の配信状況もまとめています。気になる映画があったらチェックしてみてくださいね。

こちらの記事では

  • 人種差別について学べる映画ランキング

についてまとめています。

 

人種差別映画おすすめランキング

人種差別について学べる映画作品を、映画好きな方々にご協力いただきアンケート集計いたしました。

どんな作品を観るか迷っている人は、作品選びの参考にしてみてくださいね。

 

第1位:グリーンブック(2018年)

(15人/100人中)

制作年2018年
上映分130分
監督ピーター・ファレリー
出演ヴィゴ・モーテンセン/マハーシャラ・アリ ほか

 

おすすめポイント(タップで展開)

黒人ピアノ奏者の演奏ツアーにイタリア系白人が運転手として雇われ、旅をしていく物語です。
一般的に広く知られている黒人を対象とした人種差別問題だけでなく、白人同士の社会での軋轢、さらにはLGBTといった性的マイノリティーも題材として描かれています。
当時のアメリカ社会における差別問題を学べるだけではなく、自らのアイデンティティについて苦しみ悩む登場人物の姿は、現代の社会問題にも通ずるところがあり、考えさせられるものがあります。

(20代女性)

 

この作品はアカデミー賞やゴールデングローブ賞など数々の賞を受賞している作品で以前から気になっていました。
いざ観てみると何故多くの賞を受賞したのかすぐに分かるぐらい素晴らしい作品でした。
舞台は今よりも遥かに人種差別が酷い60年代で、当時の黒人差別の酷さが描かれていました。
しかし、作品全体が暗かったり重かったりするだけではなく、コメディ要素や音楽も楽しめる内容でラストは感動しました。
ストーリーや俳優陣の演技も素晴らしい作品でしたし、実話を元に作られているというところが驚きました。

(20代女性)

 

黒人と白人での人種差別が描かれている作品です。
黒人は白人の奴隷として扱われてきたという歴史がありますが、この映画作品の舞台は1962年。黒人と白人の人種差別がまだ色濃く残っていた頃が舞台となっています。
主人公は黒人のピアニストで、周囲からは天才と呼ばれていましたが、まだ差別が多く残るこの時代ではさまざまな困難が待ち受けています。
そんな中、白人の用心棒を運転手として雇い、黒人用の旅行ガイド「グリーンブック」をもとにツアーへ旅立ちます。
才能があろうが品性が高かろうが、黒人というだけで酷い扱いを受けてしまう主人公とは裏腹に、白人というだけで丁寧な扱いを受ける運転手。
2人の天と地の差がある待遇は、見ていて本当に心が苦しくなります。
このような見た目による差別は、現代においても別の形で受け継がれてしまっているのではないかと考えさせられます。
自分自身も、何気なくほんの些細な差別をしてしまっていたのではないかと、普段の行いも改めさせられました。

(20代女性)

 

実話を元にした作品です。
天才ピアニストと呼ばれた主人公が、黒人であるがために演奏中にひどい対応を取られたり、黒人というだけで相手にされません。
雇った運転手が白人であることも負い目に感じ、不仲なところから物語が始まるのですが、段々とお互いの苦痛や想いを共有し、次第に分かち合うようになります。
コメディ要素もあり、差別的で悲しいシーンもあるのですが全体的にすごく見やすい作品なのでおすすめです。

(30代女性)

 

1960年代のアメリカ南部を舞台にした物語です。この時代は人種差別が根強く残っている時代でもあります。
主人公のトニーは粗暴ですが気さくな性格の白人のアメリカ人男性です。ある日、知人のつてで黒人のピアニスト、ドン・シャーリーの運転手として雇われることになります。
ドンシャーリーはアメリカ各地でコンサートを開いて回っている音楽家ですが、いたるところで黒人差別を受け心を閉ざしている人物です。
そんな人種も文化も違う二人が旅を通じて友情を育んでいきます。
映画では、私たちがイメージするようなあからさまな黒人への差別の描写もありますが、特に印象的なのは、黒人を理解しようとしている自分に陶酔する白人の描写です。
白人が黒人の演奏を聴くという、その上辺だけで繕った理解がどのような気持ちにさせるか、ぜひ体験してみてください。

(30代女性)

 

ちょっと昔ではあるけれど、そう遠くない過去、アメリカでは人種差別が普通のこととして行われていました。
たとえその人がどんな人物であろうと、才能があろうが無かろうが、優しかろうが暴力的であろうが人種が全てである。
そんな現実に人として、白人黒人として向き合った、そして全力でぶつかった2人のお話です。
見終わったあとは爽快な気分になれます。人種問題を取り扱った映画ですが、音楽も素晴らしく、アメリカの風景も美しいロードムービーです。

(30代女性)

 

主演のヴィゴ・モーテンセンのファンの為、映画を鑑賞しましたが、じんわりと心に残る名作だと思います。
天才黒人ピアニストの運転手としてツアーに同行する中で、黒人への差別を目の当たりにして、友人としての想いと世間からの見方に違和感を覚えるようになり、それを乗り越えた二人の小さな交流がとても自然で心に響いてきます。
大きな何かを成し遂げるというよりも、人の心や人間としての生を描いた部分があり、受け入れることの難しさや受け入れない自由というのも非常に考えさせられる作品でした。

(30代女性)

 

黒人ピアニストとその運転手として雇われたイタリア系の男が、まだ人種差別の偏見が強く残る南部への演奏ツアーに赴き、様々な差別に出会い苦しみ悩みつつ、絆を育んでいく物語です。
日常の中に当たり前に差別があることは、差別される直接の人間と関わらなければあまり知ることもありません。
それをイタリア系の運転手の目を通して思い知り、今にも通じる偏見や差別問題を改めて考えさせられました。
差別の目に慣れてはいけないとは別の作品の言葉ですが、その意識を「する方」として持ってはいないか、今一度自分にも問い直さなければいけないとも思えました。

(40代女性)

 

上品な天才黒人ピアニストと荒っぽい白人の雇われドライバーの旅が描かれます。
黒人への差別問題を扱っているものの、ずっと重い描写があるわけではなく、少しコメディっぽい描写があって非常に見やすいです。
個人的には、白人ドライバーのマナーの悪さが、黒人ピアニストの上品さとの対比があるせいか、よく目立って面白かったです。
人種差別を扱った映画に興味はあるが、重すぎるのは辛いという方におすすめです。
そして天才ピアニストであっても、人種が黒人であればどういう扱いを当時されていたかよく学べます。

(40代男性)

 

映画の舞台は黒人差別が色濃く残る1960年代のアメリカです。
黒人が利用できる公共施設が載った冊子の事を"グリーンブック"といいます。
黒人の天才ピアニストと白人のドライバー兼用心棒が、反発し奮闘しながらも、演奏ツアーという同じ時間を共に過ごす中で、お互いの立場(差別される側とする側)を徐々に理解し、お互いを人間として見つめ合い、友人になっていく物語です。
二人のやりとりからコミカルに描かれているところも観やすいかと思います。

(40代女性)

 

黒人差別が根強く残る1960年代、粗野で貧しいけれど優しく、家族や周囲に愛されている白人のトニーが、品があり裕福だけれど孤独な黒人天才ピアニストに運転手として雇われた話です。
実話に基づいているので、60年前のアメリカ南部では例えば黒人が宿泊できるホテルや食事ができるレストランが記載されているガイドブックが普通にあって、こんな酷い黒人差別があったのか、と胸が痛くなります。
しかし正反対な2人が差別や偏見を乗り越えて友情を育んでいく過程に心が温かくなります。

(40代女性)

 

美しい曲調、そして音楽。音楽をきくだけなら、人間にとって「音楽」はすばらしいものであるはず。
しかし、それを奏でる奏者が「黒人」といった差別対象になる存在が奏でる音楽となると、なぜか「差別意識」を持ってしまう。
あえて音楽だけなら受け入れても、対人間同士のコミュニケーションの場には、音楽など無用になってしまうことが、この映画ではわかります。
差別がいかに人をくるしめるか。そんな悲しい現実を知りました。

(50代男性)

 

1960年代のアメリカ南部を舞台に、黒人ピアニストと白人運転手の実話に基づいた心温まるロードムービーです。
当時の人種差別の現実を描きながらも、2人の友情の深まりを通して、偏見を乗り越える大切さを伝えています。
タイムリーなテーマを巧みに織り交ぜた脚本と、ヴィゴ・モーテンセンとマハーシャラ・アリの秀逸な演技が光る作品です。
人種や立場を超えて理解し合うことの意義を感じさせてくれる、感動的で示唆に富んだ映画で、アカデミー賞作品賞をはじめ、数多くの賞を受賞したことからもその完成度の高さがうかがえます。

(50代男性)

 

黒人差別が強かった1960年台のアメリカで、白人と黒人のロードムービーという点に関心を惹かれました。
イタリア系白人のトニーは、黒人の天才ピアニストであるドン・シャーリーにツアーの運転手として雇われます。
トニーは粗野で教養とは無縁なタイプ、ドン・シャーリーは理知的なインテリタイプです。
キャラクターのエッジが効いた対照的な二人、このギャップが興味深いロードムービーでもあります。
ツアーの最中に、ドンは黒人という理由で理不尽な事態に幾度も遭遇します。牢屋に入れられたり、尊厳を踏み躙るような言葉や行為が痛々しく、とても印象に残りました。
ドンのようにピアニストとして、秀でた才能・技能という一面で認知されながらも、黒人という理由で不当な扱いを受ける、そのことにこの時代の歪さを強く感じました。
もともとは黒人への偏見が強かったトニーですが、道中同じ時間を経るうちにドンと徐々に打ち解けていきます。
そして最後まで観て思いました。イメージビジュアルにある、二人が乗る車の色、やさしくて柔らかな清涼感のあるターコイズグリーンが、 この映画を象徴している様な気がしました。

(60代男性)

 

黒人アメリカ人の音楽家とドライバーとして雇われたイタリア系アメリカ人が、全米各地を演奏旅行していく物語です。
音楽家は既に名声を得ているものの、黒人専用のホテルに宿泊したり白人と一緒に食事することを拒否されるなど様々な差別を受けますが、それを気にする素振りを見せずに旅を続けます。
一方のドライバーは教養がなくガサツな性格で、二人は水と油で衝突を繰り返しますが、少しずつお互いの理解を深めていきます。人種差別の根深さを考えさせる映画です。

(70代男性)

 

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第2位:シンドラーのリスト(1993年)

(6人/100人中)

制作年1993年
上映分195分
監督スティーヴン・スピルバーグ
出演リーアム・ニーソン/ベン・キングズレー/レイフ・ファイン ほか

 

おすすめポイント(タップで展開)

第二次世界大戦時のナチスドイツが行ったユダヤ人迫害の歴史が描かれた映画です。
人種差別が正当化されたナチスドイツの残虐な行いは目を背けたくなるほど悲惨なものでした。
ホロコーストは人種差別が最後に行きつく先であり、恐ろしさは言葉だけでなく映像で見ることでより深く理解できます。また、悲惨な現実の中でユダヤ人に手を差し伸べるシンドラーの存在には心が救われる思いがあり、間違いに立ち向かう勇気と大切さを学べます。3時間の長編映画でショッキングな映像も多いため心が弱い方には注意が必要ですが、人種差別を知る上で一度は見るべき映画です。

(30代男性)

 

ユダヤ人の大虐殺の歴史は、学校の授業で知っていたけれど、具体的にどんなふうに扱われてどんな悲劇が起きていたのかまでは覚えていなかったので、映像という形で見て、改めて悲惨ことが起こっていたんだって理解させられました。
そしてそんな悲劇に、一人でも多くのユダヤ人の命を救おうと実際に頑張っていた人がいたことを知ることが出来て本当に良かったです。
いつの時代になっても、世界の各地では戦争や内紛が起こっているけれど、改めて人が理不尽に人の命を奪ってはいけないと考えさせられる作品でした。

(30代女性)

 

第二次世界大戦中、ドイツ人実業家オスカー・シンドラーはポーランドでユダヤ人を工員として使いながら、彼らの真面目な人間性に惹かれていきます。
ナチスによるユダヤ人の迫害が次第にエスカレートしていく中で、シンドラーは彼らの命を救うことを決意し、行動に移していく過程がとても感動的です。
戦争中に敵国の人間をああいったフラットな感覚で見ることが果たして自分にも出来るだろうか、と深く考えさせられるいい映画だと思います。

(40代男性)

 

「シンドラーのリスト」は"ホロコースト"という視点で取り上げられ語られることが多く、人種差別それ自体を映画の作中でストレートに描いている映画とはちょっと異なるかもしれません。
しかし「ユダヤ人である」というその1点だけで強制労働を強いられ、命を脅かされた歴史的な事件には、人種差別の問題が本質としてあるように思います。
この映画にも目を背けたくなるような場面があるのですが、はじめはユダヤ人を安い労働力としてしか見ていなかったシンドラーが彼らを助けようと行動するように変化する姿は、人種差別が側にありながら無責任である人間の姿がどのようであるか、人間らしく生きるにはどのように在るべきかを歴史を通して描き、問いかけ続けているように思いました。

(40代女性)

 

スティーブン・スピルバーグ監督による1993年の映画『シンドラーのリスト』は、ナチスドイツがユダヤ人を迫害していた時代にユダヤ人を救った実在のドイツ人実業家オスカー・シンドラーの功績を描いた作品です。
歴史への興味喚起と学びの深まり、人間の善意と勇気に触れる感動やキャラクターの成長と変化を見る喜び、感動的なストーリー、迫真の演技と映像美の迫力に圧倒される作品です。
戦争を記録したフィルムはモノクロの方が説得力があるという考えから、ラストシーンを除いてほぼ全編がモノクロで描かれています。

(50代男性)

 

ナチスによりユダヤ人が迫害されている時代の話なのですが、ドイツ人である実業家のシンドラーが迫害されているユダヤ人を救おうとするお話しです。
同じドイツ人でも本当に人それぞれで、悪い人もいれば良い人もいます。
同じ人間なのになぁって思いますし、けど、じゃあ私も同じ立場に立った時、シンドラーのように自分の財産や身を削ってでも他人の為に、ここまで尽くせるだろうか?とも思ってしまいます。
人って気持ちはあっても、なかなか行動に移せないのが実状で、シンドラーという人は本当に素晴らしい人だし、私も行動できる人間にならなくてはいけないなぁと思いました。

(50代女性)

 

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第2位:それでも夜は明ける(2013年)

(6人/100人中)

制作年2013年
上映分134分
監督スティーヴ・マックィーン
出演キウェテル・イジョフォー/マイケル・ファスベンダー/ベネディクト・カンバーバッチ/ブラッド・ピット ほか

 

おすすめポイント(タップで展開)

黒人音楽家として生活していた主人公の男性が、ある日突然誘拐され奴隷市場に売られてしまうことからはじまる物語です。
当時の黒人差別や奴隷市場の実態をかなりリアルな映像で学ぶことができ、衝撃が走ります。
学校では教えてくれない、奴隷として売られていった人々がどのような生活をしていたのか、どのような気持ちで1日1日を生きていったのかが描かれているため、適切な年齢であれば、得るものの大きい作品であると感じます。

(20代女性)

 

奴隷制度がまだ実際に存在していた時代のストーリーであるため、直視したくはないけれど認めなければいけない残酷な現実がこの作品の中にはあります。
奴隷を使う側が全員悪なのではなく、奴隷に対して優しい気持ちを持っている雇い主など、それぞれの人間ドラマが丁寧に描かれているのも印象に残っています。
学校では教えてもらえないようなことも学べますし、差別に対する問題意識を改めるためにも、この作品は重要な役割を果たすのではないでしょうか。

(30代男性)

 

実話をもとに作られたイギリスとアメリカの映画です。
実話ベースの映画作品はたくさんありますが、中でもこの作品は見終わってから何年経っても忘れられないほど強く印象に残る作品でした。
こんな人種差別が、こんな奴隷制度が実際にあったんだと思うと、見終わった直後は胸が苦しくなります。
ただ、そんな差別に苦しむ日々の中でも信じ続ける力の強さや肌の色を超えた友情、そして家族の愛情も確かに存在したことを考えると人間の素晴らしさも感じます。
一般的な「実話映画」だけではなく「歴史教育」のカテゴリーに入っていても全くおかしくないと個人的には思います。
この映画の英語のタイトルは「Twelve years a slave」ですから奴隷としての長い年月の物語です。邦題にある通り「それでも夜は明ける」わけです。

(40代女性)

 

1840年代を舞台にした、アメリカにおける黒人奴隷の過酷な体験をリアルに描いた作品です。
現代の人たちが知る黒人差別とは大きく違います。白人以外を人として見ていないし、いまだに人身売買がおこなわれている時代です。
もちろん、有名な奴隷解放宣言が発表される前の時代なので、残酷さは尋常じゃありません。
この先祖の恨みが今の時代に根深く残っているのもよく理解できます。
そんな社会の中でも、希望を捨てず力強く生きていく姿に心打たれる名作です。

(40代男性)

 

主人公は"自由黒人"という証明書で自由を認められ、黒人バイオリニストとして活躍しています。
白人の友人達とも仲良く、家族と幸せに暮らしていたのですが、ある日突然、白人に裏切られて奴隷にされてしまうという内容です。
白人と同様に普通に暮らしていたのに、黒人というだけで差別される奴隷の生活になってしまうという、見てるこちらも、あまりの急展開に追いついていけなくなります。
そして黒人なんだから…という、当たり前になっているその考え方に恐怖を感じました。それでも人としての尊厳を保とうとする主人公。
普通の人だったら、もうとっくに尊厳なんて捨ててしまってるよ…と思うのですが、主人公の忍耐強さと力強さに目を離すことが出来なくなります。

(50代女性)

 

自由な身である黒人青年が、間違って奴隷として拘束され何年か過酷な強制労働をさせられたが、間違いが解けて解放され自由を取り戻した経過をたどる映画です。
映画を見た当時の感想は、とにかく主人公が無事で過酷な状況から生還できたことに安堵したことですが、あわせて当時のアメリカ社会における黒人差別の過酷さが強烈にが浮き彫りされてました。
ただその時代でも、黒人でもすべてが奴隷の身分ではなく自由な暮らしができる自由黒人がいたことも勉強になりました。

(70代男性)

 

第2位:ドリーム(2016年)

(6人/100人中)

制作年2016年
上映分127分
監督セオドア・メルフィ
出演タラジ・P・ヘンソン/オクタヴィア・スペンサー/ジャネール・モネイ/ケヴィン・コスナー

 

おすすめポイント(タップで展開)

1960年代のアメリカを舞台に、アメリカNASAの初の有人宇宙飛行計画を支えた3人の黒人女性の実話を描いた作品です。
彼女たちは、女性である上に黒人という二重の差別を受けます。しかし自分たちの夢に向かってひたむきに仕事に打ち込む姿はとてもかっこいいです。
人種差別映画にあるような暴力的なシーンがないのもリピートしたくなるポイントです。
米国とソ連の宇宙開発競争が激化していく雰囲気がよく表現されており、当時のNASA内部の様子を知ることができる点も必見です。

(30代女性)

 

黒人差別が根強い1960年代、アメリカと旧ソ連の熾烈な宇宙開発競争の中で、NASAにいた3人の天才黒人女性スタッフの実話を基にした物語です。
黒人であるというだけであらゆる理不尽な差別、さらに女性軽視も受けていましたが、それでも彼女たちはそれぞれの分野で対峙しながら立ち位置を築き、実力で夢を諦めずにNASAで歴史的な偉業や功績を残します。
彼女たちが懸命にひたむきに努力し権利を勝ち取っていく姿はカッコよく、勇気をもらいました。

(30代女性)

 

1962年に米国人として初めて地球周回軌道を飛行した宇宙飛行士ジョン・グレンの功績を影で支えた、NASAの3人の黒人系女性スタッフの物語です。
当時(現在も続いているかもしれませんが)、黒人女性への偏見・差別はアメリカでは当然でした。数学で白人よりも優秀なスキルをもつ登場人物の一人の女性でさえでもです。
他の二人も黒人であるがゆえに様々な差別にあいます。それでも彼女たちはひたむきに、諦めずに夢を追いかけます。
私はこの苦境でも成功できるというストーリーに感動してこの作品を選びました。
また、いかなる差別もなく、平等にあるゆる人に成功の機会があることを学びました。

(30代女性)

 

かつて人種や性別による差別が当然だった時代のアメリカで、非常に高い能力を持つ優秀な人材である主人公の女性たちが、仕事場(NASA)における職務上や環境面での差別、嫌がらせを当然のように甘受しながらもそれぞれ頭角を現し、認められ、宇宙開発に携わる大きな役割を果たします。
彼女たちの努力と忍耐と素晴らしい実績が、NASAにおける人種や性別による差別制限さえも少しずつ撤廃してゆきます。
今現在の私たちが当然のように受けている恩恵の数々、また宇宙開発という人類の巨大な功績の基礎をひっそりと作り上げていた、まさに「Hidden Figures」の掲げた、壮大な「ドリーム」の物語です。

(40代女性)

 

映画「ドリーム」は1960年代のアメリカでNASAに勤務した実在の黒人女性のストーリーを映画化したものです。
NASAに勤務できるほど優秀で教育レベルの高い人物であっても、数々の理不尽な人種差別と闘わなければいけなかった様子が描かれています。
よく「人種差別をするのは教育の無い貧しい人だけ。教育レベルの高い人は差別しない」なんて言う人がいますが、NASAに勤める人たちは皆高学歴。そういう環境でも黒人差別はひどかったことがわかります。
映画としては主人公の女性が仕事の上でどう優秀なのか、仕事上の難問をどう解決していくかの過程があまり深く描かれておらず、ストーリー的にもう一息欲しいとは思いましたが、当時の人種差別について参考になる映画です。

(50代女性)

 

初期のNASAを舞台として、3人の黒人女性はその優秀さから採用されたにも関わらず、現場ではあからさまな人種差別を受けてしまうシーンに胸が痛みます。
その有人宇宙船計画を推し進めていく過程と共に、彼女らがいかに周りから認められるようになっていくのか、その不屈の精神と努力、そして機転を利かせた行動などに魅了される事間違いなしです!
皆が悩む難題やピンチに大きく貢献していくシーンは爽快感も得られます。自分を信じて前進していく強さに憧れます。

(60代女性)

 

第5位:ヘアスプレー(2007年)

(5人/100人中)

上映日2007年
時間116分
監督アダム・シャンクマン
脚本レスリー・ディクソン
出演ジョン・トラヴォルタ/ニッキー・ブロンスキー/ミシェル・ファイファー/クリストファー・ウォーケン ほか

 

おすすめポイント(タップで展開)

明るい気持ちになれる物語です。
ボルチモア州に住む高校生のトレーシーは歌うことが大好き。
ある日テレビ番組「コニーコリンズショー」に出演するためオーディションに向かうが体型を理由に門前払いされてしまいます。
学校で出会った黒人の生徒に招待され、ショーへの出演を果たしますが、ダンス好きの友人は人種を理由に出演できず…この差別に立ち向かうトレイシーと友達の何度辛い思いをしてもめげないところに励まされました。

(20代女性)

 

この作品は、1962年のアメリカを舞台に作られているのですが、当時のアメリカはまだ黒人差別がかなり強く残っていました。
主人公のトレイシーはそんな人種差別的な考えは一切持たず、とても明るい性格をしている女の子です。
しかし、トレイシーが大好きなテレビ番組のプロデューサーも黒人差別の考え方の持ち主で、黒人は白人のように毎回の出演はできず、月1回しか出られません。そこでトレイシーは友達と一緒に立ち上がります。
ミュージカル映画なので、人種差別という大きなテーマがありつつも重くなりすぎず、子どもから大人まで楽しく学ぶことができるので選びました。
私自身も繰り返し見ることでより黒人差別問題を知ることができました。
登場人物たちのファッションもカラフルだし、次々と素敵な歌も出てくるので楽しくて見入ってしまいます。

(30代女性)

 

1960年代初頭のアメリカが舞台になっており、黒人に対する差別が問題にされています。
TV番組でも才能があっても黒人だからなかなか取り上げられない、見た目で判断されるなどの厳しい状況のなか、太っていることで自身も差別されている主人公が突き進んでいく姿に勇気をもらえます。
個人間では友人として付き合えるのに、当然のようにはびこる差別や風潮が見ていて辛いですが、明るい雰囲気とエネルギーに感銘を受けました。

(30代女性)

 

アメリカの片田舎であるボルチモアを舞台に、社会的マイノリティである黒人が徐々に社会的に認められて、社会において自由に表現できる喜びを描いています。
時代背景を追い風に、白人中心社会から黒人にも人権を、自由をもっと認めていこうとする社会の寛容がテーマになっています。
他にも社会的マイノリティの困難性についても焦点を当てながらも、黒人と白人がともに手を取り合ってダンスを踊るシーンや、素敵な主人公やヒロインの歌声とともに映し出されるラストシーンは圧巻で、見る者に感動を与えてくれる作品です。

(40代男性)

 

黒人差別のあった1960年代のアメリカを分かりやすく、ポップに描いた映画です。
映画の中の時代では、今よりも明確な白人優位の風潮があり、黒人への差別があったことを知ることができます。
そうした明確な差別意識がありながらも、白人と黒人らが自分たちの歌とダンスを通じてその距離を縮めていく展開が良かったです。
人種問題を扱ったシリアスな映画ではないので、ミュージカルテイストで楽しみながら学ぶことができると思います。

(40代女性)

 

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第6位:42~世界を変えた男~(2013年)

(4人/100人中)

制作年2013年
上映分128分
監督ブライアン・ヘルゲランド
出演チャドウィック・ボーズマン/ハリソン・フォード/ニコール・ベハーリー ほか

 

おすすめポイント(タップで展開)

メジャーリーグでは、4月15日にグラウンド上にいる全選手が背番号42をつけることになっていて、その理由をこの映画を通して知ることができます。
いま、大谷翔平をはじめとする日本人選手だけでなく、さまざまな国の選手が人種や出身地に関係なくメジャーリーグで活躍することができているのは、ある1人の男の活躍によるところが大きいと思いました。
その男のメジャーリーグへの挑戦がこの映画には描かれており、よりメジャーリーグを楽しんで見ることができるようになると思います。

(20代男性)

 

戦後直後のメジャーリーグの実話を元にした作品です。
当時、黒人は酷く差別を受けており、メジャーリーグでもそれは例外ではありませんでした。
そんな中、ジャッキー・ロビンソンという黒人野球選手がメジャーリーグで活躍するという話です。
野次やブーイング、挙句の果ては差別を受けてもやり返さないで我慢するという『勇気』を持てば、必ず報われるという事を教えてくれる作品です。
喧嘩っ早い彼が挫けず最後まで野球選手としてやり遂げる姿は必見です。

(30代男性)

 

黒人への人種差別から参加を認められていなかったメジャーリーグで、初の黒人メジャーリーガーとなったジャッキー・ロビンソンと、立役者のドジャースGMブランチ・リッキーの活躍を描いた実話の物語です。
人種差別による別リーグ制、白人・有色人種で分けられたトイレ、ホテルや空港での不当な扱いなどあらゆる差別が随所に描かれています。
そんな差別が蔓延るアメリカでのリッキーとジャッキーのチャレンジは感動的で勇気を貰えます。
ジャッキーが黒人差別意識を持つアメリカの人々を変えていくストーリーは心動かされますが、その一方で非常にショッキングで胸に刺さるシーンがありました。
ただ野球を楽しむ子どもが、親の黒人差別をする姿をマネをして差別用語を叫ぶシーンです。
周囲の人間や見聞きした情報に影響を受けて差別意識が芽生えていく姿に悲しみと恐ろしさを感じました。
ジャッキーとリッキーの差別に立ち向かう考え方も重要ですが、なぜ差別意識を持ってしまうのかについても考えるべきだと学んだ映画です。

(30代男性)

 

この作品は、黒人の野球選手として差別に苦しみながらも、他の黒人のため、そしてチームのために努力を続けた主人公の姿に胸を打たれます。
今よりも昔の方がどれだけ黒人差別が酷かったのかということも学べますし、野球についての歴史も学べるところがあります。
主人公も完璧な人間ではなく、差別に対して心が折れそうな描写が入っているところもリアルだなと思いました。
この作品を見ると、主人公の強さに影響されて自分も頑張れるような気持ちになれるのでオススメです。

(30代男性)

 

第7位:アメリカン・ヒストリーX(1998年)

(3人/100人中)

制作年1998年
上映分120分
監督トニー・ケイ
出演エドワード・ノートン/エドワード・ファーロング/ビヴァリー・ダンジェロ/フェアルーザ・バーグ ほか

 

おすすめポイント(タップで展開)

アメリカにおける白人から黒人への人種差別を題材にした作品です。
アメリカの今なお続く人種問題をテーマに、安易に差別感情や怒りに流されることの危険性や無意味さ、誰かの考えではなく自身の考えで物事を見ることの大切さを描いた物語です。
ラストは決してハッピーエンドという終わり方ではありませんが、それこそがアメリカの現代社会における人種問題の根深さや人種問題を抱える社会に暮らす人々が抱く複雑さを投影しているのだと感じました。

(30代男性)

 

人種差別問題がテーマの作品というと、片方にどうしても意見が寄ってしまう事がままありますが、本作品は「どちらにも寄らない」本来の意味でのリベラルな作品です。
話の中心となる兄弟の兄(ネオナチに所属)が出所後、以前とまったく違う人間となっており、全体としても「人は変わることが出来る」というのが大きなテーマの作品ではあるのですが、なぜ人種間による憎しみの連鎖は止まらないか、その理由がフィクションでありながら非常によく描けた作品です。

(40代男性)

 

アメリカの人種差別問題を深く掘り下げた作品です。
ネオナチの兄弟の関係性を通じて、憎しみの連鎖がどのように人々の人生を破壊するかを描いています。
主人公デレクの刑務所での経験とその後の変化は、個人の救済と社会の改善の可能性を示唆しており、視聴者に強いメッセージを投げかけます。
この映画は、人種差別の歴史と現実を理解し、それに対する洞察を深めるための教材として非常に有効です。

(50代男性)

 

第7位:グリーンマイル(1999年)

(3人/100人中)

上映日1999年
時間188分
監督フランク・ダラボン
出演トム・ハンクス/デヴィッド・モース/ボニー・ハント/マイケル・クラーク・ダンカン/ジェームズ・クロムウェル ほか

 

おすすめポイント(タップで展開)

1932年の大恐慌時代、死刑囚が収容されている刑務所を舞台にした映画です。
アメリカではまだ黒人差別が残っていた時代で、黒人の大男ジョン・コーフィーの罪は双子の幼い子どもを強姦して殺害した罪でした。
そんな場所でトム・ハンクス演じる看守ポールが彼と出会い、様々な奇跡の体験をします。
キャストの演技が素晴らしく、特にトム・ハンクスとマイケル・クラーク・ダンカンの演技が印象的です。
人間の心の奥深さや、善意の力が描かれ、観客に深い感動を与える作品です。

(30代女性)

 

『ショーシャンクの空に』や『スタンド・バイ・ミー』などで知られるスティーブン・キングの小説を基にした映画です。
ストーリーは、1930年代の刑務所が主な舞台です。
ものすごく巨大だけど心やさしい黒人囚人のジョン・コーフィーと保安官ポール・エッジコムの物語で、人間らしさと人間の善意をテーマに、刑務所で繰り広げられるさまざまな出来事が描かれます。
悲しい出来事と心温まる物語と深いメッセージが魅力的で、アメリカに根本的に存在する人種差別を学ぶこともできる作品であると思います。

(40代男性)

 

死刑囚であるジョンという一人の大男は、双子の少女を強姦殺人した罪で服役しています。
しかし、ジョンの罪は冤罪ということがストーリーが進むにつれて明らかになっていきます。
ジョンの冤罪が生じた本質は、アメリカ社会にある黒人差別であることが分かり、黒人差別がある社会で、ジョンの無実の証明は困難だということも表現されています。
主演はトム・ハンクスで演技も申し分ありません。ストーリーの展開にも、人種差別に対する社会が抱える苦悩も表現されており名作であるとともに、社会的な作品として価値のある作品の一つと考えます。

(50代男性)

 

第7位:フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年)

(3人/100人中)

上映日1994年
時間142分
監督ロバート・ゼメキス
脚本エリック・ロス
出演トム・ハンクス/サリー・フィールド/ロビン・ライト/ゲイリー・シニーズ ほか

 

おすすめポイント(タップで展開)

主演のトム・ハンクスの本気の演技に感銘を受けました。古い映画ですがとてもお勧めできます。
主人公の苦しい環境やつらい立場にとても共感しました。
障碍者であり脚装具を付けて歩く主人公を、近所の子供がいじめるシーンなどは悲しくて見ていられませんでした。
入学初日、スクールバスに乗ることとなったフォレストは「知らない人の車に乗ってはいけない」という言いつけを思い出して戸惑いますが、女性運転手と互いに名を名乗りあうことで「知り合いになった」としてその状況を乗り越えていきます。ぜひ最後まで見てほしい映画です。

(10代男性)

 

主人公のフォレスト・ガンプが、生涯の中で出会う人々に分け隔てなく接する姿に考えさせられる作品です。
女性や黒人、身体障害者など、色々な立場の人達が登場し、当時の人種差別も描かれています。
どんな人にでも同じ態度で、差別的な考えなど一切持たないフォレストは時代の先駆者になっていきます。
フォレストが人を平等に大切に扱うという点でとても学びが多い作品になっています。

(30代男性)

 

主人公は人より知能指数が劣っていたため、フォレスト・ガンプ(うすのろフォレスト)と、心ない人からは嘲りを受けながらも、純真な心と恵まれた身体、母への愛とある1人の女性への一途な思いを貫き、良き心を持つ周囲の人々の協力を受けて、数々の成功を収めていきます。
それはやがて周囲に数々の幸福をもたらしていくことになります。
1950~80年代のアメリカ合衆国の歴史を交えながら彼を見事に描いたヒューマンドラマです。

(60代男性)

 

第7位:戦場のピアニスト(2002年)

(3人/100人中)

制作年2002年
上映分148分
監督ロマン・ポランスキー
出演エイドリアン・ブロディ/トーマス・クレッチマン/エミリア・フォックス ほか

 

おすすめポイント(タップで展開)

第二次世界大戦中のユダヤ人迫害に関する映画です。
アウシュビッツに送られるピアニストと、ドイツ人看守のこころの駆け引きなどが見応えがあります。
ユダヤ人迫害の歴史を生々しく描いているため、心が揺さぶられ怒りと悲しみが湧いてくる映画です。
また終戦後、ユダヤ人とドイツ人の立場が入れ替わり、捕まったドイツ人看守をユダヤ人のピアニストが見つめる目は、人種差別問題の終わりがこない現実を描いているように感じました。
時代を経ても根本的に解決せず恨みだけが残る差別問題を考えるには、とても良い映画です。

(40代男性)

 

第二次大戦末期におけるユダヤ系ポーランド人とドイツ人将校の運命を対比した作品です。
ヨーロッパ社会には、肌の色の差別だけでなく根強いユダヤ人差別があります。
その感情はキリスト教社会でない日本人には推測しがたい物ですが、平和な世なら音楽を愛しその芸術性を理解する人や、それらを生み出す人達も多くいて共存しています。
戦争下の厳しい混乱のさなかに、己の才能によって間一髪命を取り留める物もいれば、その芸術的な存在価値に理解を示しながら利用する人もいます。
主人公の奏でるピアノが哀しく美しく、琴線に触れる部分があり深く心に残りました。

(50代女性)

 

第二次世界大戦の中で、ポーランドの有名なピアニストがナチスからの迫害を逃れながら生き延びていくストーリーで、何故このような理不尽なことがあるのかと考えてしまいました。
自分も海外留学の経験があるので、アジア人という目で見られることが多く、白人からものすごい勢いで英語で捲し立てられた時もありました。
ただ、そんな中でも黒人の人やヒスパニック系など移民の人たちは優しかったです。
この表現だと差別していることにはなってしまいます。ただ、自分も色眼鏡で人を見て判断してしまうことがあるので人種ではなく、一個人を見るように気をつけていきたいです。

(50代女性)

 

第11位:インビクタス/負けざる者たち

(2人/100人中)

制作年2009年
上映分134分
監督クリント・イーストウッド
出演モーガン・フリーマン/マット・デイモン/トニー・キゴロギ/パトリック・モフォケン ほか

 

おすすめポイント(タップで展開)

南アフリカのネルソン・マンデラ大統領について、ラグビーワールドカップ1995を中心に描かれているノンフィクション映画です。
未だに根強い黒人への人種差別がありますが、その問題について深く掘り下げながらもマンデラ大統領の苦悩や葛藤も丁寧に描かれています。
また、スポーツを通じて人種問題にも切り込んでおり、様々な視点から現代にも通じる課題が浮き彫りになります。
映画ですのでラストシーンが感動の終わり方をしてしまい、現実世界と乖離してしまうのは仕方がない部分ではありますが、逆に差別を受ける側の理不尽な部分もわかりやすく描かれています。
エンターテイメント性が強いといえばそれまでですが、人種差別に立ち向かったマンデラ大統領を分かりやすく知ることができる映画です。

(40代女性)

 

この作品を選んだ理由は、私がラグビー好きというのと、それまでよくわからなかった南アフリカの人種差別制度のアパルトヘイトについてラグビーを通じて知ることができたからです。
1994年にアパルトヘイトが廃止され、ネルソン・マンデラ氏が黒人初の大統領に選出されます。
なおも残る黒人と白人の間に残る深い溝を解消すべく、黒人・白人混成のラグビー代表チームが和解の象徴になると考えたマンデラ氏が、1995年の自国開催のラグビーワールドカップで優勝を目指しサポートする姿が実話をもとに描かれた映画で、感動と歴史を学べる作品です。

(50代男性)

 

第11位:カラーパープル(1985年)

(2人/100人中)

制作年1985年
上映分153分
監督スティーヴン・スピルバーグ
出演ウーピー・ゴールドバーグ/マーガレット・エイヴリー/ダニー・グローヴァ―/オプラ・ウィンフリー/アドルフ・シーザー ほか

 

おすすめポイント(タップで展開)

2023年にミュージカル映画化されて話題となりましたが、かつてスティーブン・スピルバーグが監督をつとめ、ウーピー・ゴールドバーグが主演した作品でした。
当時、話題作を立て続けに発表し、人気監督になっていたスピルバーグが真正面から人種差別をテーマにしたシリアスな映画を撮ったことは、驚きと戸惑いを引き起こし、多くの賞賛と同じくらいの批判も浴びました。
しかしこれがアカデミー作品賞を獲得した「シンドラーのリスト」につながったとも言えます。
その意味でスピルバーグのひとつの原点としても観られるし、ウーピーの映画デビュー作として、彼女の体当たりの芝居が、よりアメリカの抱える人種差別の闇をリアルに教えてくれます。

(50代男性)

 

この感動的な映画は、人種差別問題に真摯に向き合う最高の作品です。
主人公セリーは、黒人女性として日常的に直面する差別に苦しむ姿が描かれています。
その中で、セリーは一度も屈しない強さと自己を貫く信念を持っています。
彼女は自らの人生を切り開き、差別に打ち勝とうとする情熱に満ちた姿勢は、観る者の心を深く揺さぶります。
セリーの闘いは、ただ単に個人の物語にとどまらず、人種差別が及ぼす社会全体への影響を鮮明に示しています。
この映画を通じて、私たちは人種差別問題の深刻さに改めて気づかされます。セリーが直面する困難や苦悩を通して、彼女だけでなく数多くの人々が抱える現実がリアルに伝わってきます。

(60代男性)

 

第11位:ムーンライト(2016年)

(2人/100人中)

制作年2016年
上映分111分
監督バリー・ジェンキンス
出演マハーシャラ・アリ/シャリーフ・アープ/デュアン・"サンディ"サンダーソン/アレックス・R・ヒバート/ジャネール・モネイ ほか

 

おすすめポイント(タップで展開)

マイアミの黒人社会に住んでいる貧困層の男の子が大人になるまでの話です。
その子の学校でのイジメや、家庭問題、性的嗜好などで主人公の生きづらさなどから、人種とは、いじめとは、差別とは、マイノリティとはを学べます。
黒人というだけでも生きづらい世界の上に、貧困であること、ゲイであることなどが上乗せされ、より生きづらい主人公ですが、そんな中でも自分というものと付き合う姿には感動させられます。
黒人だから、貧困だから、ゲイだからとならずに自分に向き合う姿に自分自身を映し出したくなります。

(30代女性)

 

ポスターを見ると、黒人の青年が何とも言えない表情でこちらを見つめています。
彼が成長していく中で感じるゲイであることの閉塞感などを年代ごとに追っていく物語です。
ただ多くの人がポスターを見た時に感じるであろう、ああ黒人だから人種差別を受けたのか、という、まさにこの感情こそが今感じた人による人種差別なのかもしれません。
何故なら映画の中で彼はとても小さなコミュニティでしか生きていないため、黒人由来の人種差別を感じる機会がないのです。
映画の中でも一切触れられません。我々の、黒人だから、という既成概念を捨てられていないところに人種差別が存在しているという皮肉を感じるお話です。彼は愛にしか生きていないのです。

(40代女性)

 

第11位:ライフ・イズ・ビューティフル(1997年)

(2人/100人中)

公開年1997年
上映時間117分
監督ロベルト・ベニーニ
出演ロベルト・ベニーニ/ニコレッタ・ブラスキ/ジョルジオ・カンタリーニ

 

おすすめポイント(タップで展開)

第二次世界大戦直前のイタリアのとある街で、ユダヤ系イタリア人のグイドは女性教師と恋に落ちて結婚します。
一人息子と幸せな毎日を送っていましたが、その頃すでにナチスの政策によりユダヤ人への迫害が迫ってきていました。
そしてグイドたち一家は強制収容所に送られてしまいますが、グイドは息子を助けるために様々なことをします。
差別に抵抗できず、辛い思いをしながらも息子への愛情を惜しまない姿に感動を覚えました。

(40代男性)

 

第二次世界大戦の時代に生きたユダヤ人親子の愛の物語です。
戦争の悲惨さに加えて、人種差別の恐ろしさをこの作品ではじめて知り、多くのことを学んびました。
ただ、この作品の本当にすごいところは、深い悲しみの中にそれ以上に深い愛情を感じることだと思います。
この作品の鑑賞後は温かい気持ちが残るからです。
人の非人道性をこれでもかと描きながらも、同時に人の愛情や賢さ、豊かさをも描いており、その2つが共存しているからこその恐ろしさと希望を観る側に考えさせてくれます。
今だからこそ、多くの人に見てほしい作品であり、ずっと観られ続けてほしい作品のひとつです。

(40代女性)

 

第11位:ヘルプ~心がつなぐストーリー~(2011年)

(2人/100人中)

上映日2011年
時間146分
制作国アメリカ
監督テイト・テイラー
出演エマ・ストーン/ヴィオラ・デイヴィス/オクタヴィア・スペンサー/ブライス・ダラス・ハワード/ジェシカ・チャスティン/アリソン・ジャネイ ほか

 

おすすめポイント(タップで展開)

1960年代の米ミシシッピを舞台に、白人女性と黒人家政婦たちの友情が人種差別が根強くある街を変革していく様子を描いたベストセラー小説を映画化したものです。
私はエマ・ストーンが主演ということでこの映画に興味を持ち、鑑賞しました。
上流階級に生まれた作家志望の主人公は、当たり前のように黒人のメイドたちに囲まれて育ちましたが、大人になった彼女は白人社会に置かれたメイドたちの立場に疑問を抱きはじめます。
そこでインタビューを通じて真実を明らかにしていきます。
私は1人の女性がある疑問を持ったことで1つの社会が変わるということにとても感動しました。
何か自分が疑問に感じたことがあれば主人公のように動ける人でありたいです。

(30代女性)

 

後に『哀れなるものたち』でアカデミー賞主演女優賞を獲得したエマ・ストーンが主演の作品です。
人種差別がはびこるアメリカ・ミシシッピ州の田舎を舞台に、白人女性である主人公と、黒人女性たちの友情が描かれます。
人種差別問題を提起しながらも、ユーモアに富んだエピソードや、同じ白人女性同士の人間関係の軋轢なども丁寧に描かれていて、そういったトラブルは昔からずっと変わらずあるのだなという学びを得ました。
主人公の女性は記者を志望している賢い人で、肌の色でその人を判断するのはおかしい!と実の母親や恋人にも強く意見できる目線を持っています。
大勢の意見に流されたり惑わされない勇気あるその姿勢には、見習うべき点がたくさんあると思いました。
また、ジェシカ・チャスティンが演じている白人女性と家政婦として雇われる黒人女性との関係性も、物語が進むにつれ微笑ましくなり記憶に強く残ります。
肌の色の違いにとらわれず、相手を尊重しながら得意なことや不得意なことを相互に補っていける世の中になればいいなと思いました。

(30代女性)

 

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齋藤

映画ドラマアニメ全般好きのネタバレオールオッケー女。ネタバレNGな人には最大限配慮。好きな映画のジャンルは歴史・ヒューマンドラマ・アクション。テンアゲ映画が大好きで年150~200本鑑賞。星ひとみさんの占いは下弦の月人間でコジコジが大好き。スラムダンクは水戸くん、鬼滅の刃は縁一推し。

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